10月に入ってようやく秋めいた気候になってきました。秋といえば、食欲の秋。おいしい旬の食べ物や各地のご当地グルメなどを楽しむ機会が増える方も多いかもしれません。

多くの人が食べる楽しみを満喫する裏で、まだ食べられるのに食べ物が捨てられてしまう「食品ロス」の問題が深刻です。そこで消費者庁や農林水産省、環境省では今月を「食品ロス削減月間」として、食べ物を無駄にしないよう取り組む啓発を行っています。

食品ロスを減らすために私たちができることは何でしょうか。例えば、毎日の食事の準備の際、消費期限の近い食材から使って食べきれる分だけ調理し、残ってしまった食事は冷蔵、冷凍保存してきちんと最後まで食べきる、買い物に行く前には家にある食材を確認し、必要なものを必要な分だけ買うように買い物メモを活用する、外食をする際にも自分たちの食べきれる量を注文するなど、ちょっとした心がけで食べ物の無駄を防ぐことができます。また、会食や宴会の場では乾杯後の30分間と閉会前の10分間は自席で料理を味わう「3010運動」という取り組みもあります。

食品ロスを出さないよう心掛けたうえで、この秋も大地や海の恵みに感謝して食事をおいしく楽しんでください。